非破壊検査とは

非破壊検査とは
非破壊検査とは?
What is non-destructive testing?
非破壊検査とは、"物を壊さずに"その内部のきずや表面の傷や劣化の状況を調べ出す検査技術です。
人類が将来にわたって健康な生活を送るためには、地球規模での自然環境を維持することが不可欠です。
このためには、工業製品や各種設備について、それらの安全性を確認しながら可能な限り長期間にわたって利用することにより、廃棄物を極力減らす努力の積重ねが必要となります。非破壊試験は、素材からの加工工程及び完成時の製品の検査、設備の建設時の検査などに適用することにより、製品や設備の信頼性を高めて寿命を長くすることに役立っております。
また保守検査の一環として非破壊試験を適用することにより使用中の設備などを長期にわたって有効に活用することを可能とします。この結果、廃棄物を少なくして自然環境を維持するために非常に有効な技術です。
このように、非破壊検査は社会の安全を確保するための技術の一つであり、今後ますますその重要性が高まると考えております。
一般社団法人日本非破壊検査協会
JISの用語
JIS terminology
01

非破壊試験
non-destructive-testing
JIS Z 2300(0126)

素材や製品を破壊せずに、きずの有無・その存在位置・大きさ・形状・分布状態を調べる試験。材質試験などに応用されることもある。略記号はNDTを用いる。
02

非破壊検査
non-destructive-inspection
JIS Z 2300(0125)

非破壊試験の結果から、規格などによる基準に従って合否を判定する方法。略記号はNDIを用いる。

03

非破壊評価
non-destructive-evaluation
JIS Z 2300(0127)

非破壊試験で得られた指示を、試験体の性質又は使用性能の面から総合的に解析・評価すること。略記号はNDEを用いる。

主な非破壊検査の種類
Types of non-destructive testing
試験・測定名
略記号
内容
目視試験
VT
試験体の表面形状を直接またはルーペを用いて肉眼で調べる試験。
放射線透過試験
RT
放射線を試験体に照射し、透過した放射線の強さの変化から、試験体内部のきずを調べる試験。
超音波探傷試験
UT
超音波を試験体中に伝搬させたときに、試験の示す音響的性質を利用して試験体内部のきず、または材質を調べる試験。
浸透探傷試験
PT
浸透性に優れた液を用い試験体表面に開口したきずを指示模様として検出する試験。
磁粉探傷試験
MT
磁性粉末を含む適切な試験媒体を利用し、漏洩磁束によって表面及び表面近傍のきずを検出する試験。
過電流探傷試験
ET
コイルを用いて導体に、時間的に変化する磁場を与え、導体に生じた渦電流がきずなどによって変化することを利用してきずを検出する試験。
ひずみ測定
ST(SM)
荷重を与えた試験体に生じるひずみ、または応力の状態を調べる試験。
漏れ試験
LT
漏れの有無、漏れ箇所、漏れ量の検出を行う試験。
アコースティックエミッション試験
AE
AE信号波を利用する試験方法及び材料評価方法。
赤外線サーモグラフィ試験
TT
赤外線放射エネルギーを検出し、その分布を画像表示する方法を応用した試験。
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